Samsonite BLACK LABEL | DEUX MONCX

TALKING ABOUT DETAIL 細部のパーツにこそ愛を

「神は細部に宿る」という言葉は、稀代の建築家ミース・ファン・デル・ローエが世に知らしめた金言です。細部まで妥協しないことが大切であるという意味ですが、それは建築に限らず、鞄作りにも当てはまります。〈サムソナイト・ブラックレーベル - デュモンクス〉のレザーバッグは、本体や裏地、ハンドル、ファスナー、ポケットなど、いわば多くのパーツの集積であり、それらすべてに一定の完成度が求められます。一点でも手を抜かれていたら、組み上げた際に調和が乱れ、全体の完成度にも影響を与えてしまう。〈サムソナイト・ブラックレーベル - デュモンクス〉の鞄を手にしたら、ディテールにまで目を凝らしてみてください。パーツひとつひとつに妥協なく注ぎ込んだ、職人の愛を垣間見られるはずです。

レザーバッグの愛好家が、クオリティの指針としてチェックすると言われるのが、ハンドルと本体を結合する「根革」と称されるパーツです。「サヴィル」の鞄に採用する根革は、美しい立体的なふくらみがあり、上質さやクラフト感を醸すアクセントに。熟練した職人が幾多の工程を経て完成させる愛のこもったパーツです。

レザーバッグの印象を大きく左右するのが、「コバ」と呼ばれる革の裁断面。コバをヤスリで磨いてから「豆カンナ」という専用のカンナで整え、さらに塗料を塗って仕上げます。複数の工程を要しますが、美しく仕上ったコバは鞄の輪郭を凛々しく引き立て、鞄の美しさを格段にアップさせるのに重要なのです。

根革のコバを磨く熟練職人。まず、裁断した革に芯材を挟んで接着し、立体感を際立たせるために手作業で成形しています。その後に本体と同じく、コバを仕上げて完成しますが、ハンドルと本体を繋ぐ機能面だけでなく、細部まで丁寧にこだわりと愛情を注ぎ込むことで、愛着の沸くバッグを組み上げていくのです。

持ち主とバッグを繋ぐハンドルは、ブリーフケースなどの手提げタイプのバッグにとっては重要なパーツです。握りやすい構造をはじめ、長時間持っても疲れにくい芯材、そして美しいデザインなど、考慮すべきポイントは数多くあります。それらポイントを真摯に追求し、職人技によって見事に具現化させていくのです。

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